ラブレター、ではないですが

 「今週のお題」に初めて参加してみたいと思います。
(タイトルでいきなりお題から逸れるって言っちゃってますが)

 

 えー、今週のお題は「あの人へラブレター」だそうです。中学のときに一度貰ったことがありますね。なあなあで済ましてしまったので、悪いことをしたと今でもときどき思い出しては後悔が押し寄せて、落ち込んでいます。

 ではなくてですね、今回話したいのは、「ラブレター」というよりも「ファンレター」です。まあ、これも後悔の話しではあるんですけれど。

 大学生の頃、自分はよくネットラジオを聞いていました。響とか音泉とか、そういうところで配信されている主にアニメのラジオです。よく阿澄佳奈さんが好きで、アマガミやニャル子、ひだまりスケッチ等々。

 で、ラジオって時々ゲストも呼ぶんですよ。で会話を聞いていると、自然と声優さんの知識が増えたり、好きになっていったりするんです。最近の声優さんを自分があまり把握できていないのは、ラジオを聞いていないからかもしれませんね、これ。

 その中でも好きになったのが、松来未祐さん。松来って苗字が珍しいからか、まつらいさんってよく呼ばれてますね。自分もそう呼んでいます。この人の結婚できないネタとかで惹かれて、声質が好みで聞いてて癒されて、気づいたらファンになってました。まあ、ファンと言っても、進んでラジオを聴いたりする程度で、特に何も行動しませんでしたが。ニャル子のクー子とかの声やってるので、良ければ聞いてみてください。 

f:id:nanashigonbei774774:20180524222343j:plain

 さて、松来さんの名前を出した辺りで、アニメとかに詳しい人は自分が何を切り出したいのか分かった人もいるかもしれません。実は松来未祐さん、2015年に38歳という若さで亡くなっています。なので、ファンと言いつつ何も行動しなかった自分は、松来さんが好きだという気持ちを一生松来さんに伝えられなくなりました。

 めだかボックスという漫画で、こういうセリフがあります。

『お前 明日死んだらどうするんだ?』

『「お前が」じゃねーぜ お前みたいにどうでもいい奴じゃなくて めだかちゃんが死んだらどうするんだ?』 

             ~めだかボックス第137箱 目安箱を使用するより~

  これは告白するのにまだ準備が、と言っている善吉に対して球磨川が言ったセリフです。好きということを思っているだけで行動せず、何もしなかったら相手に伝わらないんですよね。そして、その相手がいつまでもいるとも限らない。松来さんが亡くなった後にこの漫画のセリフを読んで、何もしなかった自分の心に突き刺さりました。

 まあ、ここまで長々と書いて何が言いたかったかっていうと、もし好きな人(恋心でも、ファンとしてでも、尊敬しているでも)がいるのであれば、それは何かしらの形で伝えた方がいいですよ、ということです。そうすれば、少なくとも後悔はしません。何よりここまでネットが発達しています。相手がSNSをやっていればとても簡単に言葉を送れますし、言葉が通じない海外であれば翻訳サイトを使うなんて手もあります。

 もし好きな相手がいるなら、伝えちゃいましょう。手段も、機会も、もしかしたら今しかないかもしれないんですから。